10/27(土)報告 連続講座第2回 障害児が地域で安心して生きるために
10月27日(土)の連続講座「地域でゆるやかに支えあう場をつくろう」第2回のご報告です。第2回タイトルは「障害児が地域で安心して生きるために」。
講師の香川匡人さん(麻生養護学校元石川分教室教員)、河村哉子さん(マザーズジャケット)+参加者22名+スタッフ・関係者6名、合計28名の参加でした。
河村さんの20歳になる息子さんすうちゃんは重度の自閉症。
すうちゃんが幼い頃は、その日一日を無事に終えることだけで精一杯だったとか。激しい多動とこだわりにひたすら振り回される日々だったけれど、気がついてみれば、回りにはたくさんの若いボランティアさんやきょうだいの友人たちが集まっていた・・・社会人になったボランティアさんたちとは今でも家族ぐるみの付き合いが続き、みんなで行く夏の沖縄旅行は今や恒例行事。
たいへんだったからこそネットワークができたし、つらいことがたくさんあったからこそ人の優しさや暖かさに敏感になれた、と河村さんは言います。
香川先生は軽度の障害がある子ども達が通う養護学校高等部分教室の進路担当係をされています。みんながあこがれる「スマート」な青葉区。
でも、「スマート」であるからこそ、障害のある人たちが地域に出て行くハードルが高いのだそうです。企業就労した卒業生は、福祉から離れてしまいがちで、情報も届きにくいと香川先生。卒業生たちを孤立させないために、定期的にみんなが集まれる会を立ち上げ、運営されています。月に2回、仕事帰りに集まったときの楽しそうな様子をうかがって、そんな場がどんどん広がっていったらいいなぁと思いました。
人とのつながりの中で前向きに生きてきた河村さん、障害のある人たちを孤立させては絶対にいけないと説く香川先生。私達が目指すべきものがお二人のお話の中にたくさんありました。そもそも効率や競争といったこととそぐわない障害のある人たち。それは私達だって本当は同じはず。「本当に大切なことは何?」お二人のお話を聞きながら、真剣に自分自身に問いかけていました。
この連続講座は毎月第4土曜日の午後に予定しており、第5回(2月)まで続きます。
ぜひご参加ください。
(報告 吉田)
→講座の案内
→第1回の報告
講師の香川匡人さん(麻生養護学校元石川分教室教員)、河村哉子さん(マザーズジャケット)+参加者22名+スタッフ・関係者6名、合計28名の参加でした。

すうちゃんが幼い頃は、その日一日を無事に終えることだけで精一杯だったとか。激しい多動とこだわりにひたすら振り回される日々だったけれど、気がついてみれば、回りにはたくさんの若いボランティアさんやきょうだいの友人たちが集まっていた・・・社会人になったボランティアさんたちとは今でも家族ぐるみの付き合いが続き、みんなで行く夏の沖縄旅行は今や恒例行事。
たいへんだったからこそネットワークができたし、つらいことがたくさんあったからこそ人の優しさや暖かさに敏感になれた、と河村さんは言います。

でも、「スマート」であるからこそ、障害のある人たちが地域に出て行くハードルが高いのだそうです。企業就労した卒業生は、福祉から離れてしまいがちで、情報も届きにくいと香川先生。卒業生たちを孤立させないために、定期的にみんなが集まれる会を立ち上げ、運営されています。月に2回、仕事帰りに集まったときの楽しそうな様子をうかがって、そんな場がどんどん広がっていったらいいなぁと思いました。

この連続講座は毎月第4土曜日の午後に予定しており、第5回(2月)まで続きます。
ぜひご参加ください。
(報告 吉田)
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